2015年度 合格者の声(大学受験編)

大学受験に合格した先輩が、後輩のみなさんへ向けてメーッセージを寄せてくださいました。大学に向けての受験勉強とはどのようなものか、先輩がどのようにして「合格」という栄冠を手に入れたのか、このメッセージは一読の価値あり、です。

京都大学 医学部 人間健康科学科合格 Y・Mさん

高1・2のときは、学校の授業の内容をきちんと押さえておくことです。自分は古典の授業を疎かにしがちでしたが、そのためにセンター試験前に困りました。高1で習う文法などはきちんと覚えておくべきです。高2のときは、「部活が忙しくても宿題はすること」と「定期考査を頑張ること」に気をつけていました。
高3になると、気持ちを切り替えて、毎朝7:30には登校して勉強するようにしました。部活を引退したらみんな勉強を始めます。だから、4月には始めておくべきです。夏休みは生活のリズムを崩さないように心掛け、毎日学校で勉強しました。でも、週に1日は軽く休憩する日を設けて、どうにかやる気を保ちました。また、長期休暇を利用して、苦手な物理をつぶしました。自分の志望する学科は比較的センター試験重視の配点だったので、2学期は主にセンター試験の対策をしていました。「時間がない」と焦らないことが大事だと思います。
後輩のみなさん、私は自分の進路について、早くから真剣に考えておくべきだったと後悔しています。皆さんには、将来を見据えて、できるだけ早くから計画性のある学習をすることを心掛けてほしいと思います。大学受験前には本当に苦しい時期もあると思いますが、試験の前日に自分に自信を与えてくれるのは、それまでに積み重ねた自分自身の努力です。「いつも支えてくれる家族に、恩返しをするんだ!」という気持ちを持って、つらいときこそ踏ん張って頑張ってください。それから時には人に頼ることも大切ですよ。

 

北海道大学 総合入試 文系合格 T.T.さん

高1のときはみんなにまったくついていけず、成績は下から数える方が早いほどでした。でも、ペースをつかめたらすぐに勉強する習慣をつけることができたので、挽回することができました。高1のうちの学習習慣作りは大切だと思います。
高2では初めから予習・復習を頑張りました。当初は選抜クラスに勝つという小さな目標でしたが、次第に難関大を意識しながら勉強するようになりました。高い意識を持って勉強することが大切だと思います。
部活は自ら好んで行っていることであり、いわば『遊び』と同じだと考えます。だから、部活をする以上は他の遊ぶ時間を極力減らして勉強に充てました。両立できるかどうかは意志の問題だと思います。
後輩のみなさん、僕が大学受験に成功した一番大きな要因は、高2までの過ごし方にありました。この時期に高い意識を持って勉強することで土台ができたため、高3になってからが楽でした。それから、結果が出るまで努力を続けることも大切です。結果が出ないと言ってやめてしまう人がいますが、苦労してでも結果を出した方が、その後の自信にもつながるし、苦しい時にはその自信に支えられることになります。努力を止めたら負けなので、努力をし続けてください。納得できる十分な結果が必ずしも出るとは限りませんが、努力し続けることに意味があると思うし、受験の意義もそこにあると思います。

 

愛媛大学 医学部 医学科合格 K.K.さん

高1・2のときは、「予習→授業」という流れを特に大切にしました。英文法・古文文法は、習ったタイミングでその都度完全にマスターするべきです。後でじっくりやる時間はありません。文法は高1で完成させることを目指してやってほしいし、実際に可能だと思います。数学も習った範囲は確実にマスターすること。それがセンター試験直前期の自分を助けることになります。
高2になると周りが緩んでくる時期でもあるので、継続的に頑張っている人は周りに差をつけることができます。教科数が増え忙しくなりますが、私は国・数・英に重点を置きつつ、理・社も最低限のことはするというスタイルにしました。それから、部活を言い訳にしないことです。
高3になると、私は愛媛大学医学部医学科の推薦を受けることを考えていたので、1学期の間は「腰を据えて二次試験向けの演習ができるのはこの時期だけだ」と思って頑張りました。3年生になると模試が増えて忙しくなります。それでも、各模試の復習は必ず実行してださい。それも受験した日の夜にするのがいいです。「何があってもやる。やらない人の気が知れない。」くらいの気持ちでいればいいと思います。自分はこれが少し疎かになったので後悔しています。結局、間違いを見直すことが最も効率的かつ重要な勉強法なのだと今になって思います。
英語について、文法は高1で完成させるつもりで、単語帳と文法書は友だちのつもりで。勉強していて気になる部分があったら、放っておかずにすぐに調べましょう。先生に質問するのもよいです。自分なりの知識体系を完成させるつもりで勉強していけば、自信もつくと思います。
数学について、各単元を習ったタイミングで、できるだけ難しい問題にトライしておくべきだと思います。そのときは解けなくても早い段階でいろいろなパターンに触れておけば、後でその経験が生きてきます。時間がないことを言い訳にせず、積極的に演習を積んでほしいと思います。
後輩のみなさん、受験勉強は単調な日々の繰り返しで、正直大変だと思います。でも、それを通して学べることは凄まじく多いです。勉強の内容はもちろんですが、それ以外にも、モチベーションの保ち方、体調管理の大切さ、計画の立て方など、これから社会で生きていくためのいろいろな術を知らない間に身につけられる期間が、高校の受験期だと思います。受験期とは、高3の1年間ではありません。勝負は高校入学の瞬間から始まっています。早めにスタートを切れば、その分後が楽です。少しでも早く本気になって、そのアドバンテージを獲得してください。

 

同志社大学 経済学部 経済学科合格 K.M.さん

高1のころは忙しさに慣れるのに精一杯で、勉強はまともにできませんでした。高1では考え方の基礎を学ぶので、きちんと授業を聞いて宿題をして、土台作りをしっかりすることが大切だと思います。
高2のころは部活や行事のために、高1と比べて忙しくなりましたが、要領はよくなり、宿題だけでなく自分に必要な勉強もするようになりました。2学期後半からクラスの雰囲気も受験を意識したものとなり、よいスタートが切れたと思います。
高3になると、周りのみんなが部活を終えていく中で自分は部活と両立しなければならなかったので、焦りがすごかったです。部活動の後は必ず塾の自習室で勉強するようにして、最低限の学習時間は確保していました。私立の大学に行きたかったため、英・国・日本史は私大の勉強を優先して取り組んでいました。
自分は、金融関係の仕事に就きたいという漠然とした思いがあったので、経済系の学部に決めていました。高3の夏に、ずっと気になっていた大学のオープンキャンパスに参加して、「この大学に行きたい」と強く思うようになりました。
後輩のみなさんへ、高1のころは勉強をさぼり気味だったので、後々大変でした。さぼればその分苦労します。もっとちゃんとしていればよかったなと思います。受験生活は苦しくつらかったですが、友だちがいたので頑張れました。部活との両立で悩む人もいると思いますが、どちらも得られるものはすごく大きいので、できる限りの全力で頑張ってください。それから、オンとオフの切り替えを大事にしてください。中途半端は一番効率が悪いです。しっかり寝て、しっかり食べて、しっかり頑張ることです!

 

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