県立高校入試まで間もなくとなりました。中学生の皆さん、いよいよラストスパートです!
本日は、受験に向かう心構えについてまとめました。入試当日まで最大限の準備をするために、勉強の面でも気持ちの面でも、大切なことをお伝えしていきます。
受験生の方へ
入試目前の今、当たり前に勉強をする日々を過ごし、1年前の自分と比べると大きく成長したと感じるのではないでしょうか。そんな自分に気づけたら、とても素敵なことです。あとは、コンディションを整えて受験当日を待つのみ…。しかし、受験への強い想いはプレッシャーにもなります。今まで取り組んできたことを頼りに、できるだけ自分をコントロールして、当日まで過ごしてみましょう。
心配や後悔は受け止めて、今に集中する
どれだけ勉強をしていても心配や不安はつきものです。そのような感情は悪いもので、どうにか無くさなければと思うものですが、結局は本番がどうなるか分からないので、不安はゼロにはできません。また、「あの時○○しておけば」という後悔も苦しいですね。過去は変えられないからこそ余計にこだわってしまいます。不安な時も後悔で苦しいときも、そのまま受け止めることから始めましょう。「こういう状況でしんどさを感じるのが自分なんだ」と考えます。そして、望む結果を得るために何をするか考えましょう。不安でいっぱいになって身動きが取れなくなるよりも、今に集中して次の手を考えるほうがずっと良いのはないでしょうか。
繰り返し確認したいところをピックアップする
入試本番が近づくに連れ、何をしたらいいのか分からなくなってソワソワしてしまいがちです。何も手につかないような状況を避けるために、何度でも確認したいところには、ふせんなどで目印をつけておきましょう。小さいメモにポイントを書き出しておくのもいいでしょう。それを毎日決まったタイミングでチェックします。頭に叩き込む!というよりは、迷う要素を減らし、事前に決めておいたことを淡々とこなして気持ちを落ち着かせる効果を狙っています。ここで注意したいのは、なるべく準備に手間はかけないことです。単元がごちゃまぜでもまとまっていなくてもいいので、まだ自信ないんだよな、と思うことを書き留めるくらいでじゅうぶんです。
「よくする」よりも「悪くしない」
全科目満点を取る!そのくらいの意気込みを持ちたいところですが、実際に全科目満点を取るのは難しいです。つまり、解けない問題は出題されますし、間違えてしまうことも当然あります。この時期、解けない問題が気になって、どんどん悪いほうに考えてしまいます。今は、解けるはずのものを確実に解くことが何より大切。見出しにもあるように、悪循環に入って「悪くしない」ことを心掛けます。解けるはずの問題が今日も解けた。よかった。この繰り返しが安心材料になります。直前期は、新しい問題に取り組みながら、今までに解いてきた問題を見直す時間を意識的に取っていくとよいでしょう。
保護者の方へ
保護者の方は代わりに勉強することも、受験することもできません。それが非常に歯がゆいもので、頑張っているお子様に何かできることはないか、心を尽くして考えていらっしゃることと思います。お子様の状況はお一人おひとり異なるので、ベストな行動は何かを決めることは難しいですが、気に留めていただきたいことをご紹介します。
きょうだいと比べない
いろいろなテーマの中で言われることですが、入試本番においてもこれは当てはまります。受験をここ数年の間で経験された方だと、「当日はこういう風に進んでいくんだろう」とイメージができる分、少し心に余裕ができます。お子様にとっても、そのような保護者の方の姿は頼もしく見えるものです。
しかし、状況は同じでも、きょうだいによって捉え方は人それぞれ。上のお子様の時には起きなかったようなトラブルがあったり、極度にプレッシャーを感じていたりするかもしれません。「お兄ちゃんはそんな風にはしてなかった」のように指摘することは、当事者であるお子様を委縮させることにもつながります。そのままのお子様を受け止めてあげましょう。
家族のみんなも健康で
お子様が日々の勉強に全力で取り組めること、元気に試験当日を迎えられることは何よりも大切です。生活・健康面のサポートは、保護者の方ができる最大のサポートと言えるため、皆様も最大限に気を配っていらっしゃることと思います。しかし、気を張り過ぎてしまうと、保護者の方が気疲れしたり、体調を崩すしてしまう可能性もあります。ピリピリしがちな時期ではありますが、家族全員が心身ともに健康でいられるよう心がけましょう。それが何よりも受験生を支えるのではないでしょうか。
トラブルはつきもの
受験生は、「なんだか寝付けない」と「自分のことに精一杯で気が立ってしまう」とか、気持ちのコントロールができなくなることがあります。また、忘れ物や体調不良のトラブルに見舞われると、どうしても動揺するものです。しかし、そのようなトラブルが起こらないように願うより、トラブルはつきものだと思っておくほうがよいです。渦中の受験生が無事に受験を乗り切ることを第一優先に、叱りたい気持ちや焦る気持ちはグッとこらえてフォローに回ります。一緒になって焦ってしまうと事態は深刻になる一方です。対処して事なきを得たら、あんなこともあったよね、と後になって言い合うこともできます。
寺小屋の高校生部門でも、未来の高校生である皆さんを受け入れるために、現在準備を行っています。
春に志望校の制服を着た自分を想い浮かべて、全力で勉強に取り組みましょう。よい春が迎えられますよう、寺小屋グループ一同、受験生の皆さんを応援しています。
頑張れ!受験生!!