「英語が好きな気持ち!」
これは、ある中学校1年生を受け持つ先生に
「小学校のうちに身につけてもらいたい英語力ってどんなものですか?」
という質問をしたときの答えです。「好きこそもの上手なれ」ということわざもありますが、とにかく入学時から英語が嫌いな状態では、なかなか手の施しようがない・・・。現場の先生の実感がこもっていて、思わず「ドキッ」としました。
前回、「『発音』が英語4技能を支えている」という内容をお伝えしましたが、今回は、英語好きを育てるために、小学生の間にどうやって「発音」の練習をすればいいのか、ということについてお伝えさせていただきます。
※この記事の内容は、BE studio東石井教室のイベント等で配布している「小学英語学習ハンドブック」から抜粋・再編集したものです。
【発音を身につけるために欠かせないこと】
英語の「発音」を勉強する方法に「フォニックス」というものがあります。
まずはどのようなものかご紹介しますね。
「フォニックス」とは、英語の「発音」に関するルールのこと。
このルールを身につけてしまえば、発音もスペルも簡単に習得することができるようになります。^^
例えば「A、B、C、D、E」という文字を読むとき、私たち日本人は「エー、ビー、シー、ディー、イー」と読むように指導されます。
しかし、フォニックスの世界では「アッ」「ブッ」「クッ」「ドゥ」「エッ」というように、アルファベットを“実際の発音の通り”に読むのです。
英語の綴りは、その80%近くが文字と音のルールに沿っています。したがって、フォニックスのルールさえ身につけてしまえば、英単語は簡単に習得することができてしまうのです。
英語圏の子どもたちは、この「フォニックス」から文字の学習を始めます。それだけ英語を勉強するにあたってとても重要なルールなのです。
「フォニックス」という言葉自体は、ご存知の方もおられると思いますが、これを取り入れた学習方法は、現在の英語指導の中でも、特に小学校低学年までに触れておいていただきたい「発音」の練習方法なのです。
子ども向けの英語教室でも「フォニックス」を取り入れた指導が行われているところは多いのではないかと思われます。
次週は「フォニックス」を取り入れた英語学習は、どういったところが優れているのか。
その秘密についてお伝えさせていただきます!