寺小屋グループ北島校の小学6年生・鈴江和見(スズエアイル)さんが『朝日学生新聞社主催の「いつもありがとう」作文コンクール』高学年の部に入選しました。
今回入選された鈴江和見さんは、毎月のてらっこくらぶでの作文指導に対しても、とても前向きに取り組んでいたそうです。入選した作文のタイトルは『ポジティブ母さん』です。
以下、入選作品のご紹介ならびに、和見さんご本人とお母様の入選後のコメントをご紹介します。
『ポジティブ母さん』
徳島県北島町立北島小学校五年 鈴江 和見
すると母は「ちゃんとケンカができてよかったね。」と言いました。「びっくりして「どうして?」と聞くと私に母はこう言いました。「自分の考えや意見がしっかりあったから相手にきちんと伝えることができたんでしょ。そうじゃなかったらぶつかる事もなかったし相手の考えもわからないままでしょ。相手の事をわかったんだから一石二鳥だね。」と。
鈴江 和見さんのコメント
入選は、先生が母に先に連絡をして、母から聞きました。とてもすごい賞だと聞いて、びっくりしたけれど、自分としては、そんな特別な感じは無かったです。「いつもの”ママ”を見て、ただ普通のことを普通に書いただけだもん…」。でも、母の「何でもプラスの言葉に変えてしまう魔法の言葉」はたくさんの人に読んで、母のようなお母さんが増えてほしい!そう思いました。
鈴江 和見さんのお母様のコメント
突然の担任からの電話。とても慌てた様子で、一体何事なのか!と思い、話を聞いていくと、朝日小学生新聞に掲載される、東京の朝日新聞社本社に展示される、とのこと。「???ん?どぅいぅ事?」状況がわからないまま電話を切り、その後頭で整理をし、すばらしい栄誉ある賞を頂いたのだと、本当に驚きと戸惑いと、なんとも言えない気持ちになりました。そして、こんな私達親子の何気ない会話に耳と心を傾け、素直に文章に表すことができる娘を誇りに思います。私の”魔法の言葉”を娘の成長と共に積み上げ、いつもゆったりとした心でいてほしいと願います。私を”ポジティブ母さん”と言う娘は、私の成長にも繋がっているものだと思っております。
授業担当:的場一将先生から
昨年度、和見さんが小学5年生のときに書いた添削作文の1月号と2月号の判定がどちらもA判定だったこともあり、彼女の文章力についてお母様とお話をしていたところ、『朝日学生新聞社主催の第9回「いつもありがとう」作文コンクール』に入選されたことをお聞きしました。すぐに入選作文を拝読しましたが、その素晴らしい出来栄えに心が熱くなったのを覚えています。体言止めや対句法など、適度な表現技法が使われている歯切れのいい文章で、読み進めていくにつれ、お母様のお人柄が十二分に伝わってくる温かな作品です。お母さんのことが大好きなんだなと自然とニコニコしながら一気に読んでしまいました。和見さんには、これからも何事に対しても常に前向きに取り組み、お母さん直伝の”魔法の言葉”で周りの人たちを温かな気持ちにしてあげられるような素敵な大人になっていってほしいと思います。
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