高取しづか氏講演会

4/19(土)香川県・4/20(日)徳島県と、二日間に渡り、NPO法人 JAMネットワーク代表 高取しづか氏による講演会「子どもたちの将来を切り拓く親と子のコミュニケーション」を開催しました。高取しづか講演会1

高取氏自身の実際のアメリカでの体験などを通じて、日本の子どもたちはお客さま意識が強く、自分から行動することが少ないことをあげられました。そこから、自発的な子どもを育てるための具体策を提示することが会の主な内容でした。
自発的に行動する子どもを育てるには「コミュニケーション能力」が大切であり、そのコミュニケーション能力は、生まれつき持っている特性ではない、と高取氏からありました。
高取しづか講演会2コミュニケーションを育てる「7つの力」についてのお話があり、目指すところは、自尊と他尊をかねそなえたものであるとのことでした。
高取しづか講演会3参加者がペアになって行うワークショップなども交え、良いコミュニケーションを体験しました。
大切なことは「否定しないこと」「共感しながら聞くこと」。
また、考える力を伸ばすためには、考えさせる質問が大切であるとのことでした。
高取しづか講演会4子どもたちを伸ばすために「ほめること」の大切さを伝えていただきました。
ほめる:叱る = 9:1 のバランスであること、
ほめるポイントや叱るポイントの解説などがありました。
ほめる言葉としては、難しく考えすぎず、
行動(できている事実)、可能性(結果ではなく、挑戦したことをほめる)、存在(そこにいてくれること)の3点を挙げられました。
高取しづか講演会5I‘m proud of my child!(自分の子どもを誇りに思う!)
という言葉が示すように、自分の子どもに親が誇りを持つということもありました。とかく日本人はほめることも慣れてないし、ほめられることにも慣れていない。子どもがほめられたときに、謙遜するのではなく、それを認めてあげること、気恥ずかしいようであれば、「ありがとう」の一言だけでも発すると、その言葉を聞いている子どもの気持ちも違ってくる、とのことでした。
最後に子育てのゴールは「自立」であり、自立を目指すにあたり、大切なことは親から愛されていると子どもが実感していることが大事、とのアドバイスがありました。

あっという間の2時間でした。寺小屋グループの目指す「子どもたちの未来力を育てる」ということは高取氏の目指されているものとも同じであるという言葉が冒頭にありました。方法や場所は違うかも知れませんが、同じ子どもたちの成長をサポートするという仕事・役割を持って、ともに、これからも子どもたちの未来力を育んでいきたいと思います。

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