ぼくの、わたしの名前がつけられた理由

てらっこくらぶでは、年間を通じてさまざまなイベントやコンテストを実施しています。
今回は、愛媛県・香川県・徳島県・沖縄県のてらっこくらぶの塾生たちが、作文コンテストに参加してくれました。
『ぼくの、わたしの名前がつけられた理由』をテーマにした多くの作品が出品され、厳選な審査により選ばれた上位8名の作品をご紹介します。

金賞 小6 柴田 真翔くん

ぼくの名前は、両親が名付けてくれました。名前の由来は、未来に向かって何事も前向きに取り組み、真実に向かって翔るようにという意味で「真翔(マナト)」と名付けてくれました。前までは、本当の意味と全くちがう意味だと思っていたけど、四年生のとき、本当の意味を知って、ぼくの名前はとてもいい名前だなと思いました。
これからは、未来に向かってどんなことも前向きで取り組みたいと思います。名前は一人一人大切なものだと思います。だから、自分も相手も名前を大切にします。こんなにいい名前を付けてくれて両親に本当に感謝しています。これからも、前向きで、この大事な名前を大切にしていきます。

金賞 小6 黒川 明日香さん

私の名前は「明日香あすか」です。私の名前の由来は、明るく元気に育ってほしいということからその名前になりました。私は「明日香」という名前が大好きです。それは初めその名前を聞いたときいつもにこにこしていて楽しそうな人をイメージしたからです。私も、そんな人になりたいです。だから私は、ふだん明るく元気に過ごすようにしています。ちょっとしたことでへこんだり、落ちこんだりしてしまうので、そこを直していつも笑顔でにこにこしておきたいです。友達のいいところをまねしていきたいです。私は、「明日香」の由来のとおり明るく元気な人になって、このとてもすてきな名前をつけてくれた両親に喜んでほしいです。そして私は両親にとても感謝しています。

銀賞 小6 飯田 光稀さん

私の名前の「光稀みつき」の「光」は、明るさをもたらすとか美しいという意味だそうです。「稀」は、のぞまれるとか、まれに見るという意味だそうです。お父さんやお母さんが私の名前にたくしたものは、「まれに光る明るい子」だそうです。お父さんとお母さんは、一番目の子だといってすごくはりきって、夜も考えていてとてもしんけんに考えていたそうです。お父さんは夜中にやっと光稀という名前が思いうかんだそうです。だいたい光稀という名前にたどりつくまでに百字ぐらい名前を考えていたそうです。私はその話を聞いてびっくりしました。これから私は、みんなを明るくできて、まれに光る子になってお父さんやお母さんのじまんの子になれるように努力していきたいと思います。

銀賞 小6 入江 楓さん

私の名前は、「かえで」です。この名前に決まった三つの理由を話します。
まず一つ目の理由は、楓の葉のように育ってほしかったからです。季節によって楓は姿が変わります。そのように表情豊かで笑顔がたえない子でいてほしいという願いを込めたそうです。
次に二つ目の理由は、楓の花言葉に心惹かれたからです。楓には「大切な思い出」という意味があります。一つ一つ心に沢山の思い出を刻みこんでほしいと祈りを込めたそうです。
最後の三つ目の理由は、姉の名前にも自然をつけたからだそうです。姉は「菜」という字が入っています。だから、自然の名前がいいなと思ったから楓にしたそうです。
私は自分の名前が少し誇らしくなったのでこれからも名前を大切にしていきたいです。

銅賞 小6 越智 梨帆さん

2003年(平成15年)私は生まれました。名前は「梨帆りほ」と名付けられました。
私の「梨」という字は、九月が旬の梨の白い花のようにかわいらしく育ってほしいという願いで付けられました。「帆」という字は、順風満帆というようにすべての物事がうまくいくように、幸せに満ちあふれる人生でありますようにという願いで付けられました。母は、「画数もこの梨帆という字がぴったりだったよ。」とも言っていました。いろいろな願いがこめられているこの名前をこれからずっと大切にして、どんなことにも挑戦できる大人になりたいと思います。

銅賞 小5 田村 紅利乃さん

私の、紅利乃くりのという文字には、一文字ずつ意味があり、一文字目の「紅」とは、紅一点ということわざがあり、明るく、よく目立つという意味があります。二文字目の「利」とは、人のために役立つという意味があります。三文字目の「乃」とは、野のことで、自分のお城をきずいていく意味を表します。「紅利乃」という三文字の名前の意味がわかり、お父さん、お母さんは、人のために役立ってほしいということが「紅利乃」という文字にこめられていると言います。私は、一文字目の「紅」が特に良い意味だなぁ…と思いました。理由は、紅一点ということわざには、明るくよく目立つという意味があり、私はこれから、大人になっても名前の由来のように、明るくてよく目立つ大人になって、人のためにも、役立つ大人になりたいです。

銅賞 小6 田中 陽菜さん

私が「陽菜はるな」という名前をつけられた理由は、二つあります。一つ目の理由としては、太陽のように明るく輝いて、陽の光をたくさん浴びてすくすく育つ菜の花のように、元気に育ってほしくて陽菜にしたそうです。
二つ目の理由としては、「ひな」とするか「はるな」と読ませるか悩んだそうです。しかし私が生まれたときには、群馬県にいて、群馬県には「榛名山」という山があったから「はるな」にしたそうです。私は、この名前をつけてもらってから一年に、一回しか熱が出たことがありません。本当に菜の花のように私は元気に育っています。この名前は、本当に特別な名前だと思います。太陽のように輝いていて、なんにも困ったことがありません。私は、お父さんとお母さんにとても感謝しています。

銅賞 小6 比嘉 恭伽さん

私は自分の名前の好きな所と嫌いな所があります。好きな所は、名前です。名字は「比嘉」で沖縄では結構有名です。ですが、名前の「恭伽きょうか」は、「ゆい」や「さき」など結構かぶりが多いけど、「恭伽」はあまりかぶりが少なくて好きです。嫌いな所は、漢字です。「恭伽」の「伽」は私の中では、漢字というかカタカナみたいで、小学一年生のころから思ってました。私のベスト漢字は「京香」です。そして、わたしの名前がつけられた理由は、父が書いた紙にありました。そこには、「論語の学而第一より温良恭倹譲の一文字、恭をいただきました。温和で優しくおだやかで人を敬い、慎ましく生きていってほしいと願いを込めて」と書いていました。私は、読んであまり意味がわからなかったけど、法律の本の中にある一文のようなのが前文に書いていて、その意味が後文に書いてあるのかなと思いました。私の名前をお父さん、お母さんは一生懸命考えてくれたのだと思い、感謝の気持ちでいっぱいでした。私も大人になって子どもにとてもいい名前をつけてあげたいです。

今回の作文コンテストを通じて、てらっこくらぶの塾生の皆さんは、お父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあちゃんから、自分の名前に込められた思いを聞く機会を持つことができました。普段、当たり前のように使っている名前の由来がわかって、特別な想いを持ったのではないでしょうか。なお、残念ながら今回の入賞を逃した作品の中にも優秀な作品が多数ありましたことを、この場を借りてお知らせいたします。


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