ライブ配信セミナー「2021年度 中学校教科書大改訂・情報と対策」特別企画 ~「学校現場での指導と評価」~

みなさん、こんにちは。

寺小屋グループの長谷部です。

2020年12月13日(日)配信の「2021年度 中学校教科書大改訂・情報と対策」特別企画としてお伝えしてきたこのシリーズも、いよいよ今回で最終回となります。

前回のブログでは「大学入試の変更点と現在の方向性」ということで、新学習指導要領の1つの出口としての大学入試にフォーカスしてみました。

一言で表すと、英語4技能を試験に取り入れる方向性という内容でしたね。

今回は、そのような試験に対応するために「学校現場でどのような指導が行われ、どう評価されるのか」を一緒に見ていきましょう。

①指導する領域(技能領域)について

これまでお伝えしたように、「4技能5領域」の力を育成するのが目的となりますので、聞く・読む・話す(やり取り)・話す(発表)・書く」を指導します。

当然ながら、新しい教科書もこれらの技能領域をバランス良く育める内容に仕上がっていますので、これまでとは大きく変わります。

それぞれの技能領域を指導し、そのレベルを次の3つの観点で評価します。

②評価の観点について

評価の観点は5教科すべてにおいて「共通」です。

◯ 知識及び技能

◯ 思考・判断・表現

◯ 主体的に学習に取り組む態度

この3つが、評価の観点です。

①の技能領域と②の評価観点を、両面から捉えるために図で表したものがコチラです。

image (7)

「ペーパーテスト」と「活動」を通して、それぞれの領域を3つの観点で評価し(ABCの3段階)、最終的にその総合(合計点)で通知表評価をつけることになります。

今回、特に大きなポイントとなる「活動」については、セミナーで詳しくお伝えさせていただきますね!

次に、「ペーパーテスト」と「活動」に対する評価の割合について見ていきます。まずは、下図をご覧ください。

image (8)

「ペーパーテスト」と「活動評価」の割合はなんと「4」:「11」となっています。

これだけを見てしまうと、ペーパーテストの得点だけではなかなか評価につながらないようにできていますね。

だったら、「ペーパーテストの対策ではなく、「活動」に対しての対策にだけ力を入れればいいんじゃないか」と思われるかもしれませんが、語学である英語は、そう単純な話ではありません。

英語を使って発信する活動分野においては、英単語や英文法の知識・技能の定着が不可欠です。

しっかりと、対面での授業で「語彙・文法」を中心にペーパテスト対策を行い、知識の定着をすることによってはじめて英語を使って発信ができるようになります!

したがって、今までの指導を中心に残しつつ、「聞く」・「話す」活動に対応したICTコンテンツの活用をしていくことが、今後の英語学習において必要な構えとなるのではないでしょうか。

ここまで、全4回に渡ってお送りしてきた今回の特別企画、いかがだったでしょうか。

この続きはライブ配信セミナーで共有できればと思っております。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

13日のセミナーも楽しみにしておいてください。

寺小屋グループ・長谷部 聡

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