家庭でできる「英語4技能」学習法 ~その3~

みなさん、こんにちは。寺小屋グループの長谷部です。
『家庭でできる「英語4技能」学習法』シリーズの最後となる本日のテーマは、「復習」についてです。

●「英語の復習」って家庭では何をすればいいの?

中学生・高校生にもなると、日々の課題が増えるため、なるべく復習は効率よく進めたいところですよね。そうであれば、やはりおススメは「音読」です。
音読を織り交ぜての学習で、英語を「活用」できるレベルまで磨き上げていきましょう。

例えば、現在、中1生で「6課」の単元を学習中の場合、復習範囲は「1課~5課」です。
直前の5課だけを復習しても1課~4課の内容も復習しなければ、既習の文法や英単語が抜け落ちてしまい、英語を「活用」できるレベルまで磨き上げることができません。

ペースとしては、「毎日1課~2課ずつ」を最低限とします。
今日、1課と2課を音読したら、明日は3課と4課、あさっては5課と1課…のように、グルグルと何周も何周も読み続けていきましょう。

Smiling creative businesswoman working in beanbag chair

●復習の音読には“スパイス”を。

復習を目的として音読する場合、一度最初から最後まで通して英文を音読した後は、以下に挙げる4つを意図的に取り入れて再度音読すると、英語「活用」においてより効果が現れます。

➀主語を変換する。
例えば、1人称・2人称→3人称に、また3人称→1人称や2人称に変化させ、英文内でどのような変化が起こるかを確認します。このような感じです。

例)I have a dog in my house. → He has a dog in his house.

②時制を変換する。
現在形→過去形や未来の表現・現在進行形に変換するなど、学習した時制をすべて扱えるようにします。

例)I have a dog in my house. → I had a dog in my house.
例)He has a dog in his house. → He will have a dog in his house.

③単数と複数を入れ替える。
単数の名詞を複数に、また複数の名詞を単数に変換し、someやanyの扱いにも反応できるようにします。

例)I have a dog in my house. → I have two dogs in my house.

④肯定・疑問・否定を入れ替える。
肯定文を否定文に、否定文を疑問文に、などさまざまな表現の変化に瞬時に対応できるようにします。

例)He has a dog in his house. → He doesn’t have a dog in his house.
例)She has a dog in her house. → Does she have a dog in her house?

Creative business people meeting in office

上記に挙げた以外にも音読のバリエーションはあるのですが、まずはこの➀~④を曜日ごとに1つずつ選択し、繰り返すことで定着を図っていきます。
こうすることで学習した英文を正確に「活用」しながら発話できるようになります。ぜひ本日から取り組んでみてくださいね。

以上、3回にわたって「家庭学習」に関する記事を書かせていただきました。
何か1つでもお子様たちの家庭学習のお役に立てる記事がございましたら幸いです。それでは、みなさまよいお年をお迎えください!

寺小屋グループ・長谷部 聡

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